「ゲランドの塩」のご紹介 |
22:49 |
フェアトレードで商品を取り扱っているATJ(株式会社オルター・トレード・ジャパン)から仕入れさせてもらっている、ゲランドの塩。
私たちのレストランで使う機会に恵まれたのも、シェフが以前働いていたレストランオーナーがフランスのブルターニュ出身の方でやはりこのゲランドの塩を愛用していたからなのですが、先日『ゲランドの塩物語』(岩波新書 コリン・コバヤシ著)を読みまして、もうちょっとご紹介させてもらいたく、こういったものを書かせてもらっております。
この本の紹介文を引用させてもらうと・・・「フランス北西部の町、ゲランド。伝統的手法を守って採られる天然塩は料理界で珍重されているが、乱開発の波に抗し、地域と産業を再興させた人々の起伏に満ちた営みが、その背景にある。生命多様性の宝庫である塩田からのメッセージは、食の安全性への重要な示唆と、地球規模の環境問題に地域の視点でつながる教訓に満ちている。」
読みながら、難しい所はよく分からずちゃんと理解できたかな?という気持ちもあるのですが、読み終わった後、何度も問題にぶつかりながら塩田を守ってきた人達や塩田一つも地球規模で考えていかないと、という取り組みなど、ちょっとジワっとくるような気持ちもあり、競争原理や利潤のためななら犠牲を厭わないといった経済主義の積み重ねによる歪みが今現在の社会に現れてくる問題点のような感じもして、世界の一角でそういった営みが連綿と続いていることに興味深く読ませていただきました。
ゲランドの塩の特徴ですが、なんといっても塩化ナトリウム以外のミネラル成分が豊富で、とくにマグネシウムが多く含まれているということ、また、南仏と比べて弱点となる量産困難な点、つまり太陽光線がさほど強くなく、少しずつ結晶が進む点こそが逆に最良の質の塩を作り出す秘訣となっているそうです。
「フルール・ド・セル(塩の花)」は淡いスミレのような香りとともに、白く、味がまろやかで、とりわけ多くの有名なフランス料理のシェフの推薦するところとなっており、採塩地の床に沈んで、粒の大きな結晶する粗塩は「グロ・セル」と呼ばれ、料理一般に広く使われるが、塩化ナトリウム以外が主体の食塩をこのグロ・セルに替えるだけで、料理の腕前が3倍くらい上がった・・・と言われるほど、味が良くなるそうです。
私事ですが、普段も天然塩を使うようにしてはいるのですが、煮込み料理や洋食を作るときなどはこのグロ・セルを使うと味が格段アップするような感じがします。
レストランでも今、ディナーに魚の塩釜焼きをメニューに加えグロ・セルを使っていますが、その仕上がりに喜びを持っています。
長くなってしまいましたが、最後まで目を通していただきありがとうございました。(*^^*)


レストラン・トライベッキヤ nica
伊那谷に川を渡りてあふ時雨 恵以子
| - | - | - | posted by tribekiya
![Apple iTunes Music プリペイドカード 5,000円 [MA164J/A]](http://g-ec2.images-amazon.com/images/I/21tusUfnURL.jpg)
「ゲランドの塩」のご紹介



(などなど…
先日お店の看板を新しくしました。(店自体は5Fにあるので1Fの表に出させてもらっているものです。)

